このページでは、使用者から自己負担で免許や資格を取得するよう命令された場合に、その撤回を求める申入書(通知書)の記載例(ひな形・書式)を公開しています。
適宜、ワードなどの文書作成ソフトを使用して自由に複製してください。ただし、著作権を放棄するわけではありませんので無断転載や配布などは禁止します。
なお、この書式例(ひな形例)は当サイト管理人が個人的な見解で作成したものです。この書式例(ひな形例)を使用して生じる一切の損害につき当サイトの管理人は責任を負いませんのでご了承のうえご使用ください。
自己負担で免許や資格を取得するよう命じられた場合にその撤回を求める場合の申入書(通知書)の記載例
(1)自己負担による免許・資格の取得の撤回を求める場合
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇 殿
自費での免許取得に関する命令を撤回するよう求める申入書
私は、平成〇年〇月〇日、上司である〇〇から、自己の費用負担で〇〇の免許を取得するよう命じられましたが、貴社との間で締結している労働契約ではかかる免許について自己負担で取得するような合意はしておりません。
よって、貴社が私に対して自己負担でかかる免許の取得を命じる労働契約上の根拠はありませんから、直ちに当該命令を撤回するよう申し入れます。
以上
平成〇年〇月〇日
〇〇県〇〇市〇〇町〇‐〇
〇〇 〇〇 ㊞
(2)免許や資格の取得費用を会社側が負担するよう求める場合
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇 殿
資格の取得費用の負担を求める申入書
私は、平成〇年〇月〇日、上司である〇〇から、自己の費用負担で〇〇の資格を取得するよう命じられましたが、貴社との間で締結している労働契約ではかかる資格について自己負担で取得するような合意はしておりません。
よって、貴社が私に対して自己負担でかかる資格の取得を命じる労働契約上の根拠はありませんから、当該資格の取得に必要な費用についてはその全額を貴社が負担するよう申し入れ致します。
以上
平成〇年〇月〇日
〇〇県〇〇市〇〇町〇‐〇
〇〇 〇〇 ㊞
※)将来的に裁判になる可能性がある場合は、証拠として残しておくためにコピーを取ったうえで普通郵便ではなく特定記録郵便(場合によっては内容証明郵便)で送付すること。
※)裁判所では全ての書類をA4で統一していますので、後日裁判を起こす可能性がある場合はA4用紙で作成すると後々何かと便利です。