このページでは、上司からだまされたり脅されたりして提出した退職届を取り消す(無効にする)ための通知書のひな形(書式)を公開しています。
適宜、ワードなどの文書作成ソフトに打ち込んでご自由に利用してください(※なお、裁判所では全ての書類をA4で統一していますので、後日裁判を起こす可能性がある場合はA4用紙で作成すると後々何かと便利です)。
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だまされて提出した退職届を取り消す(無効にする)場合の通知書
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇 殿
退職届の無効(または取消)通知書
私は、貴社に対し、平成〇年〇月〇日、同日付の退職届を提出いたしました。
しかしながら、当該退職届は平成〇年〇月〇日、上司である部長の◇◇◇◇から、懲戒事由が発生していないにもかかわらず、私に懲戒事由が発生していると誤信させられて作成したものでございます。
そして、このような意思表示は錯誤(民法95条)により無効、または詐欺(民法96条)により取り消すことができるものと思料いたします。
よって、平成〇年〇月〇日付の私が提出した退職届は無効であり、また仮にそうでないとしても、本書面をもってこれを取り消しいたします。
以上
平成〇年〇月〇日
〇〇県〇〇市〇〇町〇‐〇
〇〇株式会社〇〇部〇〇課 〇〇 〇〇 ㊞
注)後日裁判に発展する可能性がある場合は証拠として残しておくためにコピーを取ったうえで普通郵便ではなく内容証明郵便や特定記録郵便で送付すること。
脅されて(脅迫されて)提出した退職届を取り消す通知書
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇 殿
退職届の取消通知書
私は、貴社に対し、平成〇年〇月〇日、同日付の退職届を提出いたしました。
しかしながら、当該退職届は、平成〇年〇月〇日の午前9時から午後6時までの時間に、貴社〇〇支店の第1会議室に監禁状態にさせられたうえで、上司である部長の◇◇◇◇他3名の貴社従業員から、懲戒解雇事由が存在しないにもかかわらず、私に懲戒解雇事由に該当する事実があることを理由に大声で退職届を出すよう迫られたため、それに畏怖してしたためたものでございます。
そして、強迫による意思表示は民法96条の規定によれば取り消すことができるものと思料いたします。
よって、平成〇年〇月〇日付の私が提出した退職届は、本書面をもってこれを取り消しいたします。
以上
平成〇年〇月〇日
〇〇県〇〇市〇〇町〇‐〇
〇〇株式会社〇〇部〇〇課 〇〇 〇〇 ㊞
注)後日裁判に発展する可能性がある場合は証拠として残しておくためにコピーを取ったうえで普通郵便ではなく内容証明郵便や特定記録郵便で送付すること。
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