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配転命令が法令に違反することを理由に拒否する通知書

このページでは、勤務先の会社から「職種」の変更や「勤務地」の変更(転勤)を伴う配置転換(配転命令)を受けた場合に、その配転命令が法令(法律)に違反することを根拠に、その配転命令を拒否しあわせてその配転命令の撤回を求める申入書(通知書)の記載例(ひな形・書式)を公開しています。

適宜、ワードなど文書作成ソフトを利用して自由に複製してもかまいませんが、著作権を放棄するわけではありませんので無断転載や配布などは禁止します。

なお、この書式例(ひな形例)は当サイト管理人が個人的な見解で作成したものです。この書式例(ひな形例)を使用して生じる一切の損害につき当サイトの管理人は責任を負いませんのでご了承のうえご使用ください。

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配転命令(配置転換)が法令に違反していることを理由にその配転命令を拒否しその撤回を求める場合の申入書の記載例


〇〇株式会社

代表取締役 〇〇〇〇 殿

配転命令の撤回を求める申入書

 私は、平成○年○月○日付辞令書により、従前勤務していた〇〇支店から〇〇支店への転勤(配置転換・配転)を命じられております。

 しかしながら、仮に貴社の就業規則に転勤を命じることができる旨の定めが存在し、労働契約上の人事権の行使としての配転命令権が認められるとしても、その就業規則に基づいて命じられる配転命令が法令に違反する行為を含む場合には、その配転命令権は労働契約上の権利として認められないものと考えられます。

 この点、私が命じられた転勤(配転)は貴社から労働組合への加入を控えるよう求められていたにもかかわらず、私が貴社の意向に反して労働組合に加入する意思を表明したことからその報復として命じられたものであり、使用者の不当労働行為を禁止した労働組合法第7条に違反する違法な配転命令といえますから、貴社の配転命令は労働契約上の権利として効力を有しないものと考えられます。

 したがって、私が貴社の当該配転命令に従わなければならない労働契約上の義務も存在しませんから、直ちに当該配転命令を撤回するよう申し入れ致します。

以上

平成〇年〇月〇日

〇〇県〇〇市〇〇町〇‐〇

〇〇 〇〇 ㊞


なお、配転命令(人事異動)を拒否することができるのかといった点については『人事異動や配転命令を拒否することはできるのか?』のページで詳しく解説していますので参考にしてください。