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試用期間の延長の無効・撤回を求める申入書【ひな形・書式 】

このページでは、試用期間の延長が合理的な範囲を超えているため無効であり撤回を求める通知書(申入書)のひな形(書式・文例)を公開しています。

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なお、この書式例(ひな形例)は当サイト管理人が個人的な見解で作成したものです。この書式例(ひな形例)を使用して生じる一切の損害につき当サイトの管理人は責任を負いませんのでご了承のうえご使用ください。

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試用期間の延長の無効及び延長の撤回を求める申入書(通知書)


〇〇株式会社

代表取締役 〇〇〇〇 殿

試用期間の延長無効および延長の撤回申入書

私は、平成〇年〇月〇日付労働契約書において、試用期間を平成〇年〇月〇日から平成〇年〇月〇日までの〇か月間とする約定で貴社に雇い入れられましたが、その試用期間が満了する平成〇年〇月○日、貴社の〇〇部に所属する◇◇◇◇(部長)より、口頭で更に〇か月間試用期間を延長する旨の通知を受け、また、更にその延長された試用期間が満了する平成〇年〇月〇日に、同人より再度〇か月間試用期間を延長する旨の通知を口頭で受けております。

しかし、この2回目の試用期間の延長により、通算した試用期間の合計は1年〇か月となりますが、このような長期間に渡る試用期間は、私の労働能力や勤務態度等についての価値判断を行なうのに必要な範囲のものであるとは思えません。

この点、過去の裁判例においても、「労働者の能力や勤務態度等の価値判断を行なうのに必要な合理的範囲を越えた長期の試用期間の定めは公序良俗に反し無効」と判断されています(ブラザー工業事件・名古屋地裁昭和59年3月23日)。

よって私は、貴社に対し、貴社の行った試用期間の延長は無効であると考えますので、直ちに本件試用期間の延長を撤回するよう申し入れます。

平成〇年〇月〇日

〇〇県〇〇市〇〇町〇‐〇

〇〇 〇〇 ㊞


注)後日裁判に発展する可能性がある場合は証拠として残しておくためにコピーを取ったうえで普通郵便ではなく内容証明郵便や特定記録郵便で送付すること。

※)裁判所では全ての用紙をA4用紙で統一されていますので、後に裁判になる可能性がある場合はA4用紙で作成することをお勧めします。

この雛形(書式・文例)の内容については『試用期間を長期にわたって延長された場合の対処法』のページを参考にしてください。