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転籍命令に対する異議通知書【ひな形・書式】

このページでは、転籍命令(転籍出向)に対する異議通知書のひな形(書式)を公開しています。

適宜、ワードなど文書作成ソフトを利用して自由に複製してもかまいませんが、著作権を放棄するわけではありませんので無断転載や配布などは禁止します。

なお、この書式例(ひな形例)は当サイト管理人が個人的な見解で作成したものです。この書式例(ひな形例)を使用して生じる一切の損害につき当サイトの管理人は責任を負いませんのでご了承のうえご使用ください。

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転籍の命令を拒否しその撤回を求める申入書の記載例

(1)単純に転職命令の撤回を求める場合


株式会社△△

代表取締役 △△△△ 殿

転籍命令の撤回を求める申入書

 私は、貴社より、平成△年△月△日付辞令により、△△株式会社への転籍を命じられましたが、この転籍命令には応じられません。

 よって、直ちに本件辞令を撤回するよう申し入れます。

平成△年△月△日

△△県△△市△△町△‐△ △△マンション△号室

(▽部▽課)△△ △△ ㊞


※官公庁ではすべての書類をA4で統一していますので、将来的に裁判になる可能性がある場合にはA4用紙でプリントアウトするようにしてください。

(2)転籍命令に労働者の同意が必要な事を付記する場合


株式会社△△

代表取締役 △△△△ 殿

転籍命令の撤回を求める申入書

 私は、貴社の平成△年△月△日付辞令により、平成△年△月△日以降△△株式会社に転籍するよう命じられました。

 しかしながら転籍は、労働契約をいったん合意解約し新たな労働契約を再締結する性質を持つものといえ、仮に就業規則や労働契約に転籍を是認する定めがあったとしてもその転籍の対象となる労働者の個別の同意を要するものと考えられているところ(日東タイヤ事件:最高裁昭和48年10月19日、ミロク製作所事件:高知地裁昭和53年4月20日に同示)、私が当該転籍命令に同意した事実はございません。

 したがって、貴社の転籍命令は労働契約上の根拠のない無効な命令と解されますので、直ちに当該転籍命令を撤回するよう申し入れます。

平成△年△月△日

△△県△△市△△町△-△

△△ △△ ㊞


※官公庁ではすべての書類をA4で統一していますので、将来的に裁判になる可能性がある場合にはA4用紙でプリントアウトするようにしてください。

なお、転籍命令を受けた場合の具体的な対処法などについてはこちらのページで解説していますので参考にしてください。

▶ 転籍命令を拒否することはできるのか?

▶ 転籍命令を拒否する場合の労働局への援助申立書の記載例